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  • 海外生活事情 ~ベトナム(1)~

    Category: 海外事情, お知らせ, ベトナム 2018年9月5日

    ベトナムは美味しい料理や美しい観光地で知られています。2016年秋から2018年5月まで、農業調査のためハノイを拠点として北西部6省を数回訪問する機会がありましたので、仕事の合間に垣間見たベトナムを3回に分けて紹介します。


    この国の正式名称はベトナム社会主義共和国です。

    インドシナ半島東岸に位置し、南北に細長く、北部にある首都ハノイから南部の大都市ホーチミン(旧サイゴン)までの陸路距離は約1800kmにもなります。山岳地帯に伸びる国境は中国、ラオス、そしてカンボジアと接しています。南北で気候も異なり、北は亜熱帯気候、南は熱帯モンスーン気候です。

    人口は9400万人で、その86%をキン族が占めます。その他に53もの少数民族がいて山岳地域に多く暮らしています。


    この国には長い苦難の歴史があります。

    19世紀にフランスによって植民地化され仏領インドシナになりました。第二次大戦では日本軍が進駐しました。1945年9月にホー・チ・ミンが「ベトナム民主共和国」として独立を宣言しました。しかし、インドシナ戦争(1946?54年)、南北分離(1954年)、ベトナム戦争(1960年‐1975年)と苦難が続き、1976年に南北が統一しました。

    南ベトナム首都であったサイゴンが陥落した(1975年)4月30日は「南部解放記念日」としてベトナムの祝日になっています。

    ハノイ

    ハノイは1000年以上も続くベトナムの首都で、遺跡や寺も多く、多くの観光客が訪れます。

    人口は740万人でさらに増え続けています。高層ビルが次々と建設されており、街が拡大しつつあります。道路は朝夕の渋滞が激しく、時には歩道にバイクがあふれることもあります。交通渋滞緩和のため地下鉄も建設中です。

    アメリカと戦ったベトナム戦争の終結から既に40年以上が経過していて、ハノイ市内にその痕跡はほとんどありません。街にはアメリカ発祥のファーストフード店があちらこちらにあります。2016年5月にはオバマ大統領が訪問しました。40年という時間は街が移り変わるには十分な長さなのでしょう。

    それでもなお僅かに痕跡を見つけました。アメリカ軍の空爆を何度も受けながら修復され現在も使われているロンビエン橋、撃墜されたアメリカ軍爆撃機B52が展示されているB52 戦勝博物館、そしてアメリカ大使館がハノイ中心部ではなく、少し離れたランハー通りに建っていることです。
     

    ロッテセンターはハノイの代表的な高層ビルの一つで、地上65階である。  ロッテセンターハノイ展望室からの北東方向の眺望。奥には西湖(タイコ)が見える。 
    ある朝のハノイ市ランハー通り。この朝はバイクが歩道をも埋め尽くした。 一柱寺。ハノイ中心部の観光地の一つ。外国からの観光客も多い。


    参考:
    ベトナム基礎データ(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html、2018年7月23日閲覧)


    (報告:N. N.)

     

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