毎年5月21日は国際連合が定める《International Tea Day》です。
2020年に始まったこの国際記念日は、2019年12月に開催された国連総会で採択されました。
お茶の起源は 5,000 年以上前に遡り、健康・文化・社会経済的発展に大きく貢献しています。
国際お茶の日は、文化遺産としての茶や、健康への寄与、経済的重要性を認識し、記念する機会です。
同時にその生産を持続可能なものにし、人々、文化、環境への恩恵を何世代にもわたって継続できるようにする取り組みを行っています。
「畑から一杯まで」 (from field to cup)。
日本の茶文化は、その生産から利用までが幅広く、有形・無形文化財、世界遺産、世界農業遺産として、多く認定されています。
各地に根付く茶業(茶畑・茶摘み・茶もみetc.)、伝統文化たる茶道からカフェで提供される抹茶・煎茶・ほうじ茶、最近は和紅茶も人気ですし、それらを使ったスィーツは世界各国へ羽ばたいています。
業界団体もまた茶の持つ機能について、多くのエビデンスを広く発信しています。
この記念日を機に、「茶」の可能性を考えてみませんか。
(参考サイト)
世界農業遺産:Globally Important Agricultural Heritage Systems, GIAHS(FAO駐日連絡事務所)