『世界の食料不安の現状 2013年報告:食料安全保障の多様な側面』

世界の食料不安の現状 2013年報告:食料安全保障の多様な側面

2014年3月、A4、52p

FAOが、国際農業開発基金(IFAD)、世界食糧計画(WFP)と共同で発行した世界の飢餓に関する年次報告書「The State of Food Insecurity in the World (SOFI) 2013」の日本語版。

本年度版では、2015年MDG飢餓削減目標の達成に向けた進捗を報告するとともに、「食料安全保障の多様な側面」に焦点を当て、慢性的な飢餓に苦しむ人々や栄養不足人口の削減に向けた、より踏み込んだ指針を打ち出しています。

食料安全保障を考える一助に。

 

=目次=

■2013年における世界の栄養不足

飢餓の削減は引き続き進展している…

…しかし、飢餓削減目標を達成するには全体としてまだ不十分である

MDG目標はまだ達成の可能性があるが、それには一層の努力が必要である

地域間には飢餓の大きな格差が根強く残っている

飢餓の様相はなぜ地域間で違うのか?

ここ数年間の価格変動はどのような影響をもたらしたのか?

■食料安全保障の多様な側面を測定する

食料安全保障とその4つの側面

一連の指標それぞれの結び付きを強調する

■国レベルにおける食料安全保障の側面

バングラデシュ:食料安全保障への長期的な取組みが顕しい進展を牽引している

ガーナ:目覚ましい、広く共有された経済成長が食料安全保障の達成に力を与えている

ネパール:進捗を持続させ、より公平に行き渡らせるためには政治的な安定が必要である

ニカラグア:経済的および政治的な安定性と小規模生産者や脆弱な人々を対象とした優れた政策が功を奏す

タジキスタン:外的ショックに対する柔軟性を備えるためには農業の構造変化が必要であり、脆弱な人々に適切な食事を保証するためのプログラムが必要とされている

ウガンダ:農業生産性の向上の遅れが目標達成の足かせになっている

■付属資料

付属資料1: 開発途上地域における栄養不足の蔓延と世界食料サミット(WFS)の目標およびミレニアム開発目標(MDG)に向けた進捗の状況

付属資料 2:栄養不足の蔓延指標

付属資料 3:本報告書で用いられている主な用語

 

『世界の食料不安の現状2012年報告』は、こちら