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The State of Agricultural Commodity Markets 2006

世界農産物市場の現状 2006年報告

FAOが一年おきに発行する世界の農産物に関する報告書。この中でFAOは多国間農業貿易政策の改定は貿易・経済成長を促す効果のあることが予測される一方、いかなる新しい貿易取決めも2015年までに飢餓人口を半減させるというミレ二アム開発目標(MDGs)と合致するようなものでなければならない、と報告している。
ドーハ開発ラウンド交渉再開中に発表された今回の白書では、多くの低所得国、中でもサハラ以南アフリカ諸国においては、貿易自由化によって利を得るところは少ないとしており、貿易の果たす役割の中で、特に農業分野の競争力強化についての開発途上国の懸念を減らすために必要な主な要因について詳細に述べている。
貿易取り決めには食料安全保障の視点を考慮すべきであるとし、それらの施行にあたっては、多少の柔軟性が認められることが必要だとも論じている。

(FAO、2007年2月、60p、英語、ISBN:978-92-5-105652-3)