『世界の食料不安の現状 2012年報告:経済成長は飢餓と栄養失調の削減を加速するために必要である―しかしそれだけでは十分ではない』
2013年3月、A4、63p
FAOが、国際農業開発基金(IFAD)、世界食糧計画(WFP)と共同で発行した世界の飢餓に関する年次報告書「The State of Food Insecurity in the World (SOFI) 2012」の日本語版。
本年度版では、改訂されて改善された方法に基づいて算出された栄養不足の新しい推定値を提示しています。
また、「経済成長の役割と栄養」に焦点を当て、未だ受け入れがたいほど多い慢性的な飢餓に苦しむ人々や栄養不足人口の削減のための戦略を説いています。
新たな視点で食料安全保障を考える一助に。
=目次=
■2012年における世界の栄養不足
世界の栄養不足
データと手法の改善
■経済成長、飢餓および栄養失調
所得の伸びと食料消費の変化
経済成長は飢餓削減と栄養改善にどのように貢献するか?
栄養の現状―全世界的な進捗、しかし多くの問題が残っている
■貧困、飢餓および栄養失調の削減に対する農業成長の貢献
経済成長および貧困と飢餓の削減における農業成長の役割
農業生産および生産性の向上に対する小規模農業者の貢献
飢餓、農業および持続可能な開発
農村部の非農業経済およびその農業との結び付きの重要性
■貧困層と脆弱層のための社会保護
飢餓と栄養失調を削減するための基礎
食料安全保障と栄養の改善に向けたセーフティーネット
社会保護と経済成長
■付属資料
付属資料 1:開発途上国における栄養不足の蔓延状況および世界食料サミット(WFS)1目標およミレニアム開発目標(MDGs)のターゲットに向けた進捗状況
付属資料 2:食料不安を評価するためのFAOの手法の改訂と見直し─変更点とその影響の概要
付属資料 3:本報告書で用いられている主な用語
『世界の食料不安の現状2011年報告』は、こちら。