『世界の食料不安の現状 2011年報告:国際価格の不安定性は国内経済と食料安全保障にどのように影響するか?』
2012年3月、A4、50p
FAOが、国際農業開発基金(IFAD)、世界食糧計画(WFP)と共同で発行した世界の飢餓に関する年次報告書「The State of Food Insecurity in the World (SOFI) 2011」の日本語版。
食料を輸入に依存している小さな諸国、特にアフリカの小さな国々は、食料・経済危機で深刻な影響を受けました。実際、世界のさまざまな地域で多くの国がいまだに危機状態にあり、特にアフリカの角と呼ばれる地域では深刻です。
本報告は、今後数年にわたって続くとみられる食料価格の不安定性と高値の食料価格が及ぼす影響に焦点を当てています。
=目次=
■世界の栄養不足の現状:2006-08年の価格危機の影響
危機は貧困層と弱者に打撃を与えた/FAOの飢餓測定法の見直し
■世界の食料品価格の近年の傾向:費用と利益
世界の食料価格の過去および将来の傾向/食料価格の上昇と下落に伴う費用と利益/不安定で予測不可能な価格に伴う費用と利益
■2006-08年の世界食料危機からの教訓
■価格不安定性と高価格に対する政策オプション
国内価格の変動を短期的に防止するための方策:貿易政策および緩衝用備蓄/将来起こりうる価格変動に対処するための方策:小規模農家と政府のためのリスク管理/価格変動が起こった際の対処方策:目標を定めたセーフティーネットと非常用食料備蓄/価格変動を長期的に防止するための方策:農業の生産性、持続性および回復力の向上
■技術的付属資料
付表 開発途上国における栄養不足の蔓延と世界食料サミット(WFS)の目標およびミレニアム開発目標(MDG)の達成に向けた進捗の状況
『世界の食料不安の現状 2010年報告 :長期的な危機下での食料不安への提言 』は、
(株)オルタナより発行されました。詳細は、こちらをご覧下さい。