果樹剪定ハンドブック

『果樹剪定ハンドブック』

小崎格、2001年3月、A5版、54

 

「果樹のせん定はむずかしい」とよく言われる。確かにせん定は複雑で、結果が必ずしも思ったようにならないこともあり、どうしたらよいのかわからないこともある。果樹の種類によって異なり、樹齢、樹の状態によっても、また雨や温度の条件によっても影響が異なってくる場合もある。しかし、おおまかに行って、「せん定しないより、せん定したほうがよい」ことが多い。・・・

本書に書かれたのは、日本での果樹の整枝せん定を主としており、海外で、きわめて条件の異なる条件下で、あるいは異なる樹種について行うには、直接訳に立たないことも多いであろう。実際には、本書その他の出版物を参考または基本にしながら、臨機応変、試行錯誤で、自ら工夫することが必要である。

そのように、本書が海外で活躍される方々のお役に立てば幸いである。  (「おわりに」より)

 

目次

はじめに -せん定とは-

1.整枝せん定の必要性と効果

2.整枝法と仕立て方

3.せん定法

4.整枝・せん定の簡易化と使用器具

おわりに