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JICA草の根技術協力事業 モンゴル国養蜂振興による所得向上プロジェクト(フェーズ1)の終了

事業完了報告会を開催しました!

2018年4月17日(火)、JICA東京国際センターで、「モンゴル国養蜂振興による所得向上プロジェクト」(JICA草の根技術協力事業)の事業完了報告会が開催されました。

このプロジェクトは、2015年4月に開始され、ちょうど3年間、モンゴル北部ロシア国境にあるセレンゲ県シャーマル郡をコアな対象地域として活動してきたものです。プロジェクトは、「ハチミツの生産性と品質が向上し、地方住民の養蜂所得が増大する」ことを目標に掲げ、(1)蜜源植物の適切な利用、(2)ミツバチ飼育技術の移転、(3)市場に対応した蜂蜜生産管理手法の導入、(4)養蜂技術者の育成、(5)技術マニュアルの作成に取り組んできました。

その結果、生産性は当初目標としていた年間採蜜量22kg/群を達成し、また、品質向上の基準とした薬剤使用を管理したハチミツの生産にも半数以上の養蜂家が取組み、その結果、養蜂所得も目標とした1.5倍を超えました。

事業完了報告会には、養蜂関係の方々や国際協力を行う人々、モンゴルに関心のある方など多くの方が参加してくださいました。JICAモンゴル事務所の他、JICA本部、JICA沖縄、JICA東北とTV会議でつなぎ、モンゴルからも中心的人物であるウーガンバヤルさんに発表してもらいました。ウーガンバヤルさんはもともと獣医さんですが、プロジェクトをきっかけに養蜂に目覚め、今やモンゴル養蜂をリードする技術指導者に育っています。単に知識を習得するだけでなく、自らミツバチを飼育し、モンゴルで最も高い生産性を実現しました(2群から180kgのハチミツを採蜜)。「ほんとに、わたしは、養蜂家になっちゃったんです」と嬉しそうに締めくくった彼の発表が、プロジェクトの雰囲気をよく伝えてくれました。

本事業はこれにて終了しましたが、先日、同じくJICA草の根技術協力事業にて、フェーズ2を採択していただきました。これから現地と調整を行い、準備を行って、来年のシーズンからまた、モンゴルの養蜂振興に携われたらと考えています。フェーズ2では、養蜂による地方での生計維持を目指して、フェーズ1で確立した技術を他地域にも普及し、養蜂振興の標準的な手法として定着させていきます。


プロジェクトマネジャー(JAICAF業務グループ調査役)
西山亜希代