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『海外農林業情報』No.23

海外農林業情報 No.23 (2013 年5月29 日)

今年の主要作物の生産と消費の動向について

USDA(米国農務省)はWorld Agricultural Supply and Demand Estimates(WASDE、5月10 日付け)で、コムギ、粗粒穀物、油糧種子等、世界の主要作物について生産と消費の動向を発表しました。とくに5月の報告はその年の各国の作付動向を踏まえ、次年度の見通しが初めて発表されるため、穀物の先物取引価格等に影響を与える重要な報告と見られています(図1)。本号ではこの報告の概要をご紹介します。

 

図1: 2004-2013 年(5月発表)のWASDE におけるコムギ、粗粒穀物、油糧種子の推定供給量。矢印は同報告における次年度の予測供給量。

 

コムギは、世界全体で見ると供給量が2012/13 年と比べ3%高くなると予測されています。FSU(旧ソ連諸国)12 ヵ国およびEU27 ヵ国では現在収穫中の冬コムギの生産が伸び、また、春作付けを行っているオーストラリア、アルゼンチンでも増加が見込まれています。
し かし、米国では昨年から引き続く米国内の干ばつと今年4月の低温によってコムギ供給が前年から7%低下し、とくに春コムギで8%低下すると予測されていま す。この供給量低下の予測を受けて、米国では主として飼料としての利用が減少し、さらに輸出の減少が予測されています。

粗粒穀物(トウモロコシ、ソルガム等)は、ブラジルとアルゼンチンの生産増に加え、FSU12 ヵ国、EU27 ヵ国および中国での作付増が見込まれます。さらに、米国でも供給量が2012/13 年に比べ25%増加するものと見られています。また、米国内で取扱う燃料の一部を再生可能燃料とする義務付けに際して設けられた取引用クレジットの価格が高いためトウモロコシ由来エタノールの利用が増えると予測されています。

油糧種子については、世界的に見られるダイズ増産により、生産量は2012/13年から4.7%の増加が見込まれています。これは、アルゼンチンで生産面積拡大と高収量により2012/13 年と比べ350 万トンの増加が予測され、またブラジルでも低い単収にもかかわらず生産面積の拡大によって生産増が予測されていることが一因とされています。加えて米国においても、主にダイズ作付け増によって2012/13 年と比べ9%の増加が見込まれます。ダイズ以外についても、ナタネではカナダ、インド、EU27 ヵ国およびウクライナにおいて、ヒマワリではアルゼンチン、EU27 ヵ国、ロシア、ウクライナおよびトルコにおいてそれぞれ増産が見込まれています。

以上のとおり、世界全体の穀物供給に不安は少ないと見られています。なお、米国では中西部での乾燥と低温によってトウモロコシの作付けが遅れており、ダイズに転換される可能性も考えられ不透明感を残していますが、全体的な見通しからコムギおよび粗粒穀物の価格は今年の秋まで低い状態が続くと予測されています。
なお、日本経済新聞(5月6日付)によると中国ではトウモロコシの生産地である黒竜江省で多雨のために例年よりも作付けが遅れているため、生産量の低下に伴う輸入増加が懸念されており、価格の不安要素となる可能性が指摘されています。

<参考リンク>
World Agricultural Supply and Demand Estimates(USDA、英語)
 

日本のTPP 交渉参加に向けた動き

4 月19 日の閣僚級会合において、TPP 既参加11 ヵ国が日本のTPP 交渉参加を承認し、続く24 日には米国政府が米国議会に日本の交渉参加を認める通知を行いました。日本はこの議会報告から90 日後に参加が可能となります。このことから、日本の正式参加は7月23日以降となることが予想され、7月15―25日にマレーシアで予定されている交渉会議へは、承認後の会議終盤に参加すると思われます。

なお、米国では日本のTPP 交渉参加についてUSTR が業界からのパブリックコメントを6月9日まで求めています。主要な関連団体からの意見は今後の米国の交渉方針の参考になると考えられ、コメントの内容が注目されます。

<参考リンク>
Negotiating Objectives: Japan's Participation in the Proposed Trans-Pacific Partnership Trade Agreement(米国政府、英語)

(文責:西野 俊一郎)

 

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