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『海外農林業情報』No.43

海外農林業情報 No.43 (2015年5月25日


穀物の国際需給見通し

5月12日に、米国農務省から今年度の国際穀物需給見通しが発表されました。米国の本年度生産状況がある程度明らかになる時期でもあり、これが、今後の見通しの基本になるものです。
米国においては、冬小麦が収穫時期となっており、これが好調で、また、現在進行中のトウモロコシと大豆の播種も5月11日の発表では順調のようで、これらを反映してシカゴの先物取引価格も低下しているようです。今後は、米国中西部の播種期の気候条件によっては、作付がトウモロコシから大豆にシフトする可能性があり、また、夏の登熟期の乾燥気候によっては収量が落ちる可能性もあるため、市場価格はそれらによって左右されるいわゆる天候市場になります。
小麦、トウモロコシ、コメ、油糧種子の見通しに関しては次の通りとなっています。

1.小麦
2015/16年度の米国の冬春合わせた全小麦の収量は43.5ブッシェル/エーカーと見込まれ、前年よりわずかに減少するようですが、作付面積の関係で、全小麦生産量は3%増加した2087百万ブッシェルとの見通しです。冬小麦の生産量は、高収量および栽培面積の拡大によって7%増加する見込みです。一方、春小麦の生産量は、前年の記録的な高収量からの揺り戻しを見越して5%減少すると推定されています。
全世界の小麦については、前年の記録的な生産からはわずかな減少ですが、生産量は718.9百万トンと記録上2番目に高くなると見込まれます。これは、増加していた在庫を少し減らして、需要を十分まかなうこととなります。米国以外を見ると、中国、トルコ、モロッコ、オーストラリア、イランおよびシリアで生産増と見込まれるものの、EU、インド、ロシアおよびウクライナでの減少があり、全体として9.2百万トン減少する見込みです。

2.トウモロコシ
米国のトウモロコシの生産量は136億ブッシェルと推定され、これは栽培面積と収量の両方の減少によるもので、2014/15年度の記録と比較して586百万ブッシェルの低下が見込まれています。しかし、期初の在庫が、記録的な水準であるため、この生産減を十分補って、供給には問題はないようです。収量は、夏季の気候が平均的な条件となるとして、2014/15年度の記録と比較して4.2ブッシェルの低下としており、天候如何では増産に転ずる可能性もあります。
全世界における2015/16年度の生産量は、米国の生産減を反映して、2014/15年度から減少して989.8百万トンと推定されています。生産減は、EU、ブラジル、ウクライナおよびメキシコでも予想されています。一方、中国、南アフリカ、インド、カナダ、ロシアおよびアルゼンチンにおいて生産増と見込まれています。

3.コメ
米国の2015/16年度のコメ生産量は219.0百万cwtと見込まれており、そのうち長粒種は162.0百万cwt、中粒種および短粒種は57.0百万cwtとそれぞれ推定されています。カリフォルニア州の中粒種および短粒種栽培地における干ばつによる生産減は、デルタ地域の中粒種栽培面積増加を誘うこととなり、2015年の栽培面積は3%増加する見込みです。また、米国全体の平均収量は、昨年度とほぼ同等の7562ポンド/エーカーと見られています。
全世界の2015/16年度のコメ生産量は482.1百万トンと前年度よりやや増加すると推定されておりますが、輸出量は前年と比較して減少すると見込まれます。国別に見ると、インドおよびパキスタンでは減少すると見られる一方で、ビルマ(ミャンマー)、カンボジアおよび米国では増加すると推定されています。また、タイでは、輸出は11.0百万トンから変化しないと見られています。中国および中東では、2015/16年度には、一層の輸入拡大が見込まれています。

4.油糧種子
米国の2015/16年度における油糧種子生産量は114.1百万トンと見込まれています。これは、2014/15年度と比較して2.6%減であり、主に大豆の生産量減少によるものと見られています。大豆生産量は3850百万ブッシェルとの推定で、栽培面積拡大による2014年の記録的増産から、119百万ブッシェル減と見ています。栽培面積は84.6百万エーカーとの推定です。収量は昨年から1.8ブッシェル低下した46.0ブッシェル/エーカーと見込まれています。
全世界の2015/16年度の油糧種子生産量は、2014/15年度よりわずかに低下した531.2百万トンと推定されています。そのうち大豆の生産量は2014/15年度とほとんど変わらない317.3百万トンと見込まれ、米国、アルゼンチンおよび中国の生産減をブラジル、インド、パラグアイおよびウクライナの増産が相殺するものと見込まれています。

<参考リンク>
World Agricultural Supply and Demand Estimates Report(USDA、英語)

( 文責:西野 俊一郎)

 

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