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8月1日(木)よく晴れた酷暑の下、熊谷養蜂(株) に21名(生徒17名、引率教員4名)が訪問しました。
熊谷養蜂(株)は創業1910年(明治43年)の老舗蜂具メーカーです。最近の養蜂器具製造販売の動向について社長の金子さんにお話を伺った後、巣箱製作の様子などを見学させていただきました。
金子社長は、干場英弘先生によるビースペースを重視した飼育や時差式ダニトラップについての技術情報を得るとすぐに、ビースペースに合わせたコマとダニトラップ用の巣枠の製造販売を開始しました。道具の開発は、技術の普及と定着に大きく貢献しています。また、熊谷養蜂(株)は、2018年頃から女性・高齢者用の道具などの取り扱いも始めました。日本の養蜂産業の動態を見越して、いち早く、これに対応しています。現在は、気候変動への対処も視野に入れて、養蜂器具の情報収集に余念がないように見受けられました。
一部の参加校は、初めて見る器具を持ち帰り、自分たちでも試してみるようです。顧客が試した結果は熊谷養蜂(株)にも報告され、フィードバックを受けて道具が洗練し、それにより、技術の普及もさらに促進されるものと期待されます。