第2回定期ミーティングを実施しました(次世代養蜂人材育成のための研修事業)

次世代の養蜂⼈材育成のための研修事業
―⾼校⽣と養蜂産業を学ぶ1年―
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10月5日(土)第2回定期ミーティングを開催しました。会場には先生お二人を含む28人が参加、オンラインでは5回線10人が参加しました。

前半は養蜂家訪問研修の報告、後半は、専門家からの情報提供を挟んで、学習の進捗共有やフリーディスカッションを行いました。

前半の報告では、3組が発表。養蜂と教育の連携、蜜ろう利用の可能性などの紹介があったほか、ミツバチヘギイタダニやスズメバチの被害、気候変動による開花状況の変動・蜜源の減少、後継者・人手不足、飼育技術の共有や地域的な病害虫防除の欠如といった課題が出されました。また、イチゴ等農家への蜂群貸出を行う養蜂家からは、農家の扱いによって蜂群がダメになってしまうことの嘆きも聞かれました。訪問先の1軒は女性でしたが、女性養蜂家は非常に少なく話ができないといった女性養蜂家ならではの悩みも紹介されました。

専門家からの情報提供では、一般社団法人養蜂産業振興会アドバイザーの榎本ひとみさんから、養蜂関連情報のリソースとして訪れるべきウェブサイト、読むべき書籍の紹介をいただきました。「指導者の言葉を正しく理解して、良い質問をするためにも、ミツバチと養蜂について自分たちでとにかく端からかじってみることをおすすめしたい」という榎本さんの言葉は大いに頷くところです。

最後の1時間は各校の学習テーマが類似するグループに分け、フリーディスカッションを行いました。最初は遠慮がちだったグループも徐々に発言が増え、どのグループもそれなりに話が盛り上がっていたようです。

次回(第3回定期ミーティング)は11月30日(土)を予定しています。